高濃度ビタミンC点滴療法学会

 

がんの患者さんがIVC治療を受ける利点について

手術、抗癌剤、放射線などの治療を受ける際、IVCを併用するとその治療成績が上がることが知られています。

また侵襲的な治療に伴っておこり得る様々な副作用を軽減する作用があります。がん患者さんはうつ状態になりやすいですが、IVCを行なうことでうつ症状を改善させることができます。このことは進行がんの患者さんにとって特に重要なことです。

ただしIVCの効果を確実なものにするために、食事とサプリメントの占めるウエイトは大きいです。医師や管理栄養士による食事、栄養指導が非常に重要です。

どんながんにIVC治療が有効でしょうか

がんの種類や進行度、患者さんの全身状態など、病気には個人差が大きいです。そのため効果を前もって予測することは困難です。PETスキャンの検査結果がひとつの参考になると思います。PETで集積が認められる腫瘍はIVCにも反応しやすいと考えられます。なお全身状態の悪い患者さんにはIVCを慎重に行う必要があります。このような患者さんでは心不全や腎不全などのリスクが高くなるからです。

ビタミンCを経口摂取することで同じ効果が得られるのか?

がん細胞を殺傷するためにはかなり高い血中濃度が必要です。ビタミンCを飲んだだけではそれだけの濃度に達させることはできません。

しかし、IVCを行なわない日にビタミンCの血中濃度が下がりすぎないようにするため、普段から十分な量のビタミンCを摂取することは大事なことです。

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